Redmi Note 9T(SIMロック解除版)でセカンドスペースを使う

セカンドスペースとは?

セカンドスペースとは、1つのスマホをまるで2つのスマホのように完全に切り分けて使う機能です。1台のスマホで2台持ち感が味わえます。Xiaomiの場合、MIUI8から搭載されている機能になります。
私の場合は、本職でアプリ開発やSNS配信なども行なっているため、セカンドスペースの機能を使い公私を完全に分けることで事故リスクを低減しています。
セカンドスペースの使い方は状況により様々ですが、スマホを他人に貸す場合や、子供にスマホを触らせる時にも重宝します。また、バレるとまずい秘密を抱えていたり、スパイ的な職業の方、意図して2つの人格で生活されている方などにもおすすめです。
以降では、メインのスペースをファーストスペース、メインでない方をセカンドスペースと表現します。

セカンドスペースで分けられる情報

セカンドスペースの機能を使うと、まるで2つの端末を持っているかのような状態になります。しかしハードウェア的には1台の端末ですので、共通する部分も多々あります。これからセカンドスペースを使ってみようと思ってる方向けに、ファーストスペースと共通している部分と、完全に分離できている部分をいくつかご紹介します。

ファーストスペースとセカンドスペースの共通部分

  • 電話番号・SMS
  • SIMカードの設定(APNとか)
  • テザリング(セカンドスペースでON・OFFはできませんが、ホットスポットをONにした状態でセカンドスペースに切り替えてもテザリング状態となります)
  • デフォルトアプリ(アプリ内のデータは共有されません)

ファーストスペースとセカンドスペースが完全に分離できる部分

  • 端末、各アプリへのログイン情報
  • ブラウザのキャッシュや履歴など
  • デフォルトアプリ以外のアプリ(アプリ内のデータは共有されません)
  • 撮影した写真、端末内の画像フォルダなど

セカンドスペース利用時のあるある

指紋認証

異なる指紋で、セカンドスペースと切り分けることができます。例えば人差し指でファーストスペースを起動、小指でセカンドスペースを起動など。指紋認証と同じで、ログインパスワードもそれぞれのスペースごとに異なります。

LINEアカウントは使い分けられる?

LINEは電話番号につき1アカウント作成できます。デュアルSIM対応のスマホであれば、それぞれのスペースに異なるLINEをインストールして使い分けることが可能です。私の持っているRedmi Note 9Tはソフトバンク版のため、SIMカードスロットは1つしかなく、1つのLINEしか利用できません。

撮影した写真はどうなる?

基本的にはそれぞれのスペースで撮影した写真は別管理になり、参照できないようです。

Redmi Note 9T(SIMロック解除版)でセカンドスペースを有効にする方法

以前使用していたグローバル版の「Mi 10 Lite 5G」は、「設定」内にセカンドスペースのメニューがあり、そこからセカンドスペースの作成や管理が可能でした。しかし「Redmi Note 9T(SIMロック解除版)」では、目に見える部分にはセカンドスペースの設定項目がありません。
キャリア向けにカスタマイズされた中で、該当のメニューを隠したのだと思われます。そこで「ショートカットプラス」というアプリを使って、封印されたセカンドスペースの機能を呼び起こしてみたいと思います。

GooglePlayからショートカットプラスをインストール

ショートカットプラスは、androidのいろいろな機能をショートカットとして引っ張り出してくれるアプリです。GooglePlayから無料でダウンロードできます。

https://play.google.com/store/apps/details?id=net.west_hino.shortcut_plus&hl=ja&gl=US

アクティビティは動作保証外

セカンドスペース関連の機能はショートカットプラスアプリ内の「アクティビティ」項目以下になります。ただし、アクティビティの項目はショートカットプラスのアプリとしては動作保証外となっていますので、自己責任でご利用ください。

アクティビティプラスでRedmi Note 9Tのセカンドスペースを有効化する手順

  1. ショートカットプラスアプリを開く
  2. アクティビティの項目から「セカンドスペース」を開く
  3. 「作成」をタップするとホーム画面にセカンドスペースへのショートカットが作成される
  4. ショートカットからセカンドスペースへ移動

アクティビティの中は項目が多いので、検索ボックスからキーワード検索すると便利です。

セカンドスペースとの切り替えはショートカットから

セカンドスペースへの切り替えは、一度ショートカットを作ってしまえば、いつでもワンタップで切り替えが可能です。また、ファーストスペースとセカンドスペースで異なる指紋認証の設定を行えば、指一本でセカンドスペースへアクセスすることも可能です。

まとめ

以上でセカンドスペースの説明は終了です。今の所、Redmi Note 9Tでは特に問題なく利用できています。
2台のスマホを1台で賄えるため、節約につながる場合もありそうですね。
注意点としては、セカンドスペースはファーストスペースからすぐに削除できてしまう上、ショートカットプラスとしては動作保証外の機能です、小まめなバックアップなどは自己責任で行うようにしましょう。